小林 奈保美 写真

その時その時で
患者さんの
ために何ができるか。

1998年入職 / 介護士 / 小林 奈保美

入職のきっかけは何ですか?

東京の専門学校に行っていました。実習先に満員電車で揺られていく日々の中で、「東京で就職するのは自分には合っていないのではないか」と思い、地元に帰って就職しようと決めました。身長が高くないので、「満員電車の中では息ができない!」と思って…(笑)。そこで家から通える勤務先を探し、桔梗ヶ原病院に入職することになりました。

この道に進んだきっかけは、もともと人と関わることが好きだったということと祖父を家で看取ったときの経験が大きいです。「こういう職業もあるんだな」と思って目指しました。

仕事内容は?

患者さんの日常生活の支援・援助のための介護が私の仕事です。患者さんの動ける範囲は声掛けをして促して、できないところはサポートしています。入浴介助や自分でご飯の食べられない方のサポートなどが主な仕事です。

やりがいや魅力については?

いつも「なんで」「どうして」ということを考えながら仕事をしています。患者さんはどうしてこのような訴えをしているのか、声の変化や態度で何を求めているのかを常に自分の中で探っています。「もしかしたらトイレかもしれない」「どこか痛いのかもしれない」など、患者さん一人ひとりで違うのはもちろんですが日によっても違います。自分の中の考えと合致したときや答えを導き出すところにやりがいがあります。その時その時で患者さんのために何ができるのかというところです。

経験を積んで入社時よりも自分の中での引き出しも増えてきました。本で読んだ知識などを新たに取り入れて試してみようと思うこともあります。私は専門学校を出ているので基礎知識はありましたが、現場に入ることで足りないものが目に見えてわかりました。自分の引き出しがいっぱい増えるように、介護の本を読んだり、研修に行ったり、同じ職種の友人と情報共有しながらやっています。

職場の雰囲気はどうですか?

みんなが笑顔で患者さんのために一生懸命に働いています。職種が違う方でも相談しやすく、話しやすい環境だと感じています。私は介護士なので、「夜間はこんな様子でしたよ」など、看護師に伝えています。「ご飯の摂取量がだんだん落ちているので、違う栄養補助食品などに替えてみてはどうですか」などの相談もしています。そのような情報共有もしっかりできている職場です。職種は関係なく円滑にコミュニケーションが取れて、意思統一ができています。

桔梗ヶ原病院で働きたいと
思っている方へメッセージを。

人と関わることが好きで、あとはちょっとお世話好きな方ならなおさら向いているのではと思います。患者さんのことについて、いかに気付くことができるかというところが重要です。資格を持っているか持っていないかは関係なく、この世界でやってみたいという思いがある方は是非トライしてみてほしいです。